愛だと思ってた

玖;愛だと思ってた

私に触れる優しい指先も私を包み込む頼りがいのある腕も私だけに紡ぐ静かに溢れる情熱も全てが愛だと思ってた 初めての恋だったそこには誠実しか存在しない純粋で混じり気などなく美しいとさえ感じていた 残念なのは私は誰の目にも若者で彼は誰に目にも大人で他者の理解は得られない事だった 出会いはよくある話生徒と先 […]